石鹸シャンプーを1年半続けた結果
石鹸シャンプーを使ったことはありますか?
石油系の界面活性剤の経皮毒(けいひどく)が気になる人や、環境を考えるエコな人から、石鹸シャンプーは人気なんです。
ゆるくエコを目指すナッコも、石鹸シャンプーのことが気になり、1年半前くらいからずっと石鹸シャンプーを使い続けています。
そんな石鹸シャンプーですが、実は2パターンに分けられるのを知っていますか?
1つは、普通のシャンプーのように使えるけれど、洗浄成分は実は石鹸という液体タイプ。
もう1つは、体を洗ったり手を洗うような石鹸にしか見えない、固形石鹸タイプ。
どちらも洗浄成分は石鹸ですが、使いやすさが大きく変わります。
また、使いやすさが異なっていることが原因で、洗い上がりの髪の毛の仕上がりにも違いがでてくるんです。
というわけで、今回は石鹸シャンプーを1年半使ってみたナッコが、石鹸シャンプーの正しい使い方や、石鹸シャンプーを使うメリット・デメリット、おすすめの石鹸シャンプー、1年半使ってみて分かったことについてお話します。
石鹸シャンプーを使ってみたけどイマイチだった人はもちろん、石鹸シャンプーに挑戦しようか迷っている人にも、この記事がお役に立てれば嬉しいです。
石鹸シャンプーの種類は「液体」「固形」の2つ
使用感なら液体、コスパなら固体が正解
石鹸シャンプーの種類には、液体と固体の2種類があります。
では、それぞれの特徴と使う時に気をつけるポイントについて見ていきましょう。
液体タイプの石鹸シャンプーの特徴とポイント
石鹸シャンプー液体タイプは、普通のシャンプーと同じようにトロっとした液体がボトルに入っているタイプです。
いつものシャンプーと使い心地もあまり変わらないので、気軽に試せます。
普通のシャンプーと違う点は、地肌の予洗いが足らなかったり、使用量が足らないと、ほとんど泡立ってくれない点。
洗い上がりの髪の毛も「ベタっ」としてしまいます。
液体タイプの石鹸シャンプーを使う場合は、次の2点に気をつけましょう。
- お湯で最初に頭を流す“予洗い”の時に、いつもよりしっかりと地肌を洗う(ここで汚れが8割くらい落ちます)
- ちょっと多いかも?と思うくらいの量を使って、しっかりと泡立てて洗う(泡立ちが足らないと、洗い上がりの髪がベタベタになります)
固形タイプの石鹸シャンプーの特徴とポイント
石鹸シャンプー固体タイプは、手や体を洗うような固形石鹸と同じ見た目です。
というよりも、こうした体を洗うための固形石鹸(たとえば牛乳石鹸など)を、そのまま頭を洗うのにも使う場合が多いです。
もちろん、固形石鹸タイプのシャンプーバーも販売されていますが、牛乳石鹸などよりはだいぶ値段は高くなります。
固形石鹸タイプのシャンプーの特徴は、使い慣れるまでに時間がかかることと、コスパが非常にいいことです。
石鹸シャンプーのことを何も知らなかったナッコが初めて使ったのは、固形石鹸だったので、使い慣れるまでに1ヶ月くらいかかってしまいました・・・!
石鹸シャンプーに詳しくなった今なら、間違いなく液体タイプから使うのですが、当時は液体タイプの存在も知らず、頭をベタベタにしながらも固形石鹸を使って悩んでいました。
固形タイプの石鹸シャンプーを使う時に、気をつけたいポイントは次の2つです。
- お湯で塗らした石鹸を、十分に予洗いした地肌に、クルクルと直接こすりつけて洗う
- 洗うのは地肌のみで、髪の毛は流れる泡で洗うだけにする
石鹸シャンプーを使う上で、液体でも固体でも気をつけていただきたいのが、「必ず酸性リンスを使うこと」です。
石鹸シャンプーで髪の毛を洗うと、髪の毛がベタついてしまいます。
これは、石鹸成分が洗い流しのお湯と反応して、髪の毛のまわりに「石鹸かす」というコーティングが出来てしまうからなんです。
このコーティングをつきにくくしてくれるのが、酸性リンス。